本日はレッスンと打合せを終わらせた後、宝塚ベガ・ホールで開催された

酒井健治プロデュース公演#01
響き合う肖像—内的相互伝達の可能性を巡って—

に行ってきました。

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酒井健治さんと言えば、武満徹作曲賞第一位、エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門グランプリ・・・今年5月には日本人で二人目のローマ賞を受賞するなど世界最先端で活躍する作曲家。
故郷での凱旋公演です。

プログラムの内容は、酒井健治さんの作品と作曲家徳永崇さんの作品を交互に聴き、現代音楽を味わうという内容でした。

ヴァイオリニストの百留敬雄さんは単なる技巧としてではなく、音楽を表現するために必然性のある超絶技巧で難曲を響かせ、小林良子さんは不協和音の中にポツリと水滴を落とし、時には吹き飛ばすような声を聴かせていました。
以前、タケムラヤスシと共演したピアニストの伊藤憲孝さんは難曲に次ぐ難曲と闘っていて、本公演の立役者と言える活躍。

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終演後のサイン会は、緊迫したステージからは想像できない和やかな雰囲気。
久しぶりの再会に楽しい時間を過ごしました。

現代音楽は難しい、わからない、というイメージが強いかもしれませんが、気鋭の演奏家、作曲家の取組みに触れることで新たな音楽との出会いがありますので機会があればぜひ聴いてみてください!

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