芸術の秋

やっと暑さが和らいだと思ったら、みるみるうちに朝夕冷え込む日々が到来。
昨日は、今季初めて床暖房のスイッチを押しました。

さて、肌寒くなってくると行かねば!と思わせる白鶴美術館。
年に2回、春と秋に展覧会が開催されます。
今季は殷(商)・西周時代の青銅器の展示です。
近年、金属製の美術品に目がない私にとっては飛び切りワクワクする展覧会。
手入れの行き届いた静かな空間で世界的価値のあるコレクションを気がすむまでじっくりと鑑賞できました。

これだけのものをほとんど独り占めで鑑賞できるなんて!
もう、正倉院展行かなくてもいいわ〜なんて言いながら帰宅したのですが。

三宮に出るついでに行ってきました。
三宮 ⇆ 岡本のついでに奈良…。
我ながら加減を知りませんね。

正倉院展が開催されている奈良国立博物館は駅から15分ほど歩きます。
夕方に到着するから興福寺も依水園もいけへんなぁ、とか、オータムレイトチケットの時間やな、とかとか、電車に揺られている間はあれこれ思案していたのに、近鉄奈良駅から出た途端、このあいだ白鶴美術館でたっぷり楽しんだしお茶でも飲んで帰ろうか?と何度も自問自答。
ウキウキした気持ちを見事に落っことすほどさむ〜〜〜〜い奈良。
ほんとう〜〜〜〜に寒かった!
そして、恋の季節に突入した神様の遣い(鹿)の荒ぶり方…恐怖……!

結果、根性総動員で到着。
麻製品に関する特別調査の成果を反映した構成。
国家や皇族が所有していた宝物とはいえ、1000年以上前にこれほどの技術、美しさがあったのかと驚かされました。
美術品の数々はもちろんのこと借用書のたぐいなども興味深くもう一度観たいと思うほど。

白鶴美術館2018年秋季展は12月9日まで、第70回正倉院展は11月12日までの開催です。

神戸岡本のレッスンルーム をちこち