バッハをかなで、バッハをえがく

踊り(Dancing)奏で(Drumming)描く(Drawing)芸術が融合した空間を創造した「本能寺のD」開催にご尽力された日桑聖人への感謝を込めた「バッハをかなで、バッハをえがく」。
一般の参拝時間が終わる頃、本堂に明かりが灯り開幕となりました。
ゲネプロの音漏れに耳を傾ける人々。

先日の夙川と本能寺、たった4日間で「BACH」収録曲全曲の演奏となりました。

演奏曲目(本能寺)

・平均律クラヴィーア曲集第1巻よりプレリュード BWV.846
・無伴奏チェロ組曲第3番 BWV.1009
・無伴奏チェロ組曲第5番 BWV.1011
・リュートのための前奏曲 BWV.999
・無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 BWV.1001
・無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番 BWV.1005

ギターの生徒さんにはお話をすることがありますが、感性を表現するためには楽器をコントロールするための身体能力が必要です。
数日の間にこれほど強烈なプログラムを実現する加藤さんの並々ならぬ精神力と身体能力。
どれほど強い信念で演奏に取り組まれているのか察するに余りあります。

真っ白なキャンバスに描き出された奏者と音のドローイング。
共演の洋画家広田稔さんの鬼気迫るペインティングもあり、とてつもなくハードな緊張感が走る2時間半でした。

凄烈なステージ上の姿からは想像できない終演後のほんわかした姿。
この姿からは想像もつかないあの緊張感。
トッププレイヤーのトッププレイヤーたる所以を垣間見る場となりました。

 

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