音楽ノート – vol.6 –

「暑いねー」と「イノシシがさー」のふたつが外せないセリフとなっている夏の日に をちこち の音楽模様をお届けします。

タケムラ

「意識的に聴く」というよりも街中やラジオから偶然耳にした時に真価を発揮する(?)そんな曲です。
サックス、ビート、シンセから溢れる90’s感が今では中々出す事の出来ない清涼感ある音響で好きです。
リアルタイムではないもののこの曲が収録されている「Closer to home」はよく聴きました。
夏になると思わず聴きたくなる私の定番の作品です。

オマケ。
Billie Holidayの名曲をCassandra Wilsonが歌い、Courtney Pineが吹き、Roni Sizeが再構築。
細かなビートに静物のようにぽつんと置かれたピアノ、すっと引き寄せられた余韻あるサックス、囁くような歌声。

Celso Fonsecaの名曲「Slow Motion Bossa Nova」をNelson Fariaとデュオで。
思いがけない組み合わせでしたが、知性派二人の洗練された演奏の相性は抜群!
この曲以外にもトークを交えながらリラックスした演奏が数曲収録されています。
こちらの曲が収録されているCelso Fonseca「Slow Motion Bossa Nova」もこの季節にピッタリの作品でオススメです。
ちなみにNelson Fariaは「The Brazilian GuitarBook」という教則本の執筆でも知られており、その名の通りギターによるブラジル音楽について細かく解説された名書です。
日本版もあり本当に貴重な資料として重宝しています。

モリモト

大江千里さん”Olympic”からの1曲。
偶然、卓球日本代表の伊藤美誠選手にお会いすることがあり、止まぬのは猛暑の蝉時雨か私の応援心かというほどオリンピック熱が高まっています。
懐かしい〜!と思ってくださる方はきっと同世代。
2011年のJames Blake以降、ポストダブステップはなかなか初めのインパクトを超えられずにいましたが、ここにきてこの抜け感!
maal and morrisの”Good Morning,I live you”。収録トラック全てがクール。

tora

トラ

夕立を理由に寄り道をしたカフェで、明るくなってきた空ともうすぐ飲み干すコーヒーカップを見比べる時間に流れてきたBGM。