前回大好評を博したテクニカルスタッフこんちゃんセレクトの音楽ノート。
今回はアコースティックバージョン洋楽編です。映画への造詣が深いこんちゃんらしいいつもの3人とは違う雰囲気の選曲。
勢いのあるレコメンドコメントも読み応えがあります!

KEZIAH JONES「Rhythm Is Love」
ナイジェリア発!ブルースとファンクを融合したブルーファンク!垂直高跳びを思わせるアフリカ独特のタテ乗りグルーヴ!!
ギターは彼が長年愛用していたIbanez SC500をベースにLAG Guitarが製作した”Rugged”。
エレアコにナイロン弦をはってアタックを柔らかくしているようです。
パーカッシブなギターとファンキーなヴォーカルでアフリカにルーツを持つ全人類のDNAをダイレクトに刺激するチープで壮大な一曲” Sophie’s Breasts ” もおすすめです!
Keira Knightley「Coming Up Roses」
映画『はじまりのうた』の劇中、路地裏でゲリラ録音するシーンで演奏された一曲。
女優キーラ・ナイトレイのアンニュイな歌声が癖になるアーバン・テイストな曲。
アコギ1本で弾き語ってもクールでオツな感じになりそうな予感大。
映画自体も当店レコメンド!音楽好きはドンミスィット!!
Antonio Banderas「Desperado」
こちらも映画『デスペラード』のアヴァン・タイトルで流れるカッコイイにも程があるぜセニョール!なラテン・ナンバー。
サウンド・チェックからチューニング、そして演奏に至るシークエンス、パッションほとばしる演奏と、暴漢を殴り倒すまでの一連の流れ!!
映画はメキシコ版『ギターを持った渡り鳥』を思わせるハチャメチャ加減がSo Good!!

Gipsy Kings「Inspiration」
お次は時代劇!『鬼平犯科帳』のエンディングで江戸の風景をバックに流れるラテン・インスト・ナンバー。
ジプシー・キングスによる切なくも美しい旋律を聞きながら、火付盗賊改方の活躍を脳内プレイバック出来る珠玉のエピローグ!!

Paco de Lucia「Tico Tico」
アンダルシアが産んだ究極テクニックの持ち主、パコ・デ・ルシア!!
1音1音の音の粒立ちと白玉の如き艶を放つ極上サウンド!!スパニッシュ・ギター界のスピード・キング!!

Vladimir Vissotski「Sentimental Boxer」
旧ソヴィエト連邦時代に反体制を歌い当局にマークされるも人民から絶大なる支持を受けていたとされる、ある意味でパンキッシュなアーティスト。
コサックのリズムにしゃがれ声が絡みつく一曲!!
1分17秒という短さはパンクの本家ラモーンズやセックス・ピストルズとタメを張る短さ!

 

ジプシーキングスはレッスンでも人気です。
春の来日公演を聴きに行かれた方も!
キリンビールのCMで ” ボォ〜ラ〜レッ オ〜オッ ” が流れるとなんだか陽気になりますよね。
ウラジミール・ヴィソーツキイのクセになるしゃがれ声。
まだまだリストアップしてくれている曲があるのでもったいぶりながらUPしていきます!

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